Sep 2, 2011

under's high special issue ~ What are you doing !? ~


GOOD NEIGHBORS JAMBOREEの前日となる8/27(sat)
鹿児島のフリーペーパー・ZINEの魁(さきがけ)となるアンダーズハイが書籍化され、反原発を謳い土臭く土着的な南方新社から出版された。「鹿児島をどうにかしないといけない」といった初期衝動から走り出したスタンスに感銘し僕も応援していた傍ら、チャビンさんに書いてみない?と言われ寄稿することに。


勝手に鹿児島改造計画ってお題を頂くも鹿児島は改造しなければいけない所が多々あるので(笑)現実問題を踏まえ予算等を考えてお金がかからず豊かになるであろう暮らしを田舎の賢者?(遊び人がLV20になると賢者に転職できるドラクエ説)って立場から骨組みをつくる。となると進化ではなく退化。勿論文明は日々進化しているのでそこを遮断するのではなくハイテクな田舎暮らしと言うよりは質素言い換えるならばミニマルでタイトな生活様式。
茅葺き屋根で囲炉裏がありネット環境は抜群で地域住民との交流が盛ん。利益を求めないので同業他社は存在せずお金をなるべく使わない前提で話を進めるとすれば大規模な建築は除外され(例えば血税でできた映画館とか)既存にあるものでなんとかする。
例えば冷蔵庫の残り物で炒飯を作る感じに近い。そしてそれは材料を適当にぶち込んであるが故に新たな科学反応を起こす可能性も高い。ちなみにカップラーメンの残り汁(特にカップスターの醤油味。エビ等の具は残しておいた方がベター)をご飯と一緒に炒めると美味いよ。
っと話を戻してそれらをまとめて仕上げる時間とロケーションも重要。自宅で書くか、カフェで書くか、、この頃(6月上旬)はPARADOXの準備等も重なり。。。最終的にBONNAROOに向かう太平洋の雲の上、機内で書いた。



根本的に改造するには何かが悪い訳で、、
では、何故鹿児島が悪いか?(良い所の方がたくさんあります)
地元愛が強い分、一歩引いて客観視できる頭の柔らかい人。特に年配の率が少ないような?実はこれが問題の核だと思う。団塊とまでは言いませんし、同じ場所に根を張って頑張っている人を軽蔑する気は毛頭有りませんし、焼いて食ったりもしません。が、ただそういう人が多いせいなのか横の密接な繋がりが強すぎ、ある種の包囲網が形成され部外者(Iターン、Uターン)を快く受け入れないず、いつの間にか保守的な態度にでる。なので若者の意見を取り入れない。そういった傾向をこれまで多く見てきましたし迫害もうけてきた。(中国人観光客は快く受け入れてるのくせに。笑)



そして、そう、既に侵略は始まっているわけで。薩英戦争のきっかけとなった生麦事件
島津久光の行列の帰り道に騎馬のイギリス人が乱入し、供回りに斬り殺された事件。

以前、鹿児島のドラッグストアのレジで並んでいたら除湿剤。何故、除湿剤_?を大人買いすべく中国人の集団が横入りをして僕より先にレジを済ませていた。多くのマスコミもいたし事を荒立てたくなかったが心の中で『わーなにしちょんじゃ!』って叫んだ。っていうかふくらはぎをつま先で蹴ったけど。時代が時代なら斬っていたはず。
デリカシーの無い買い物客、今は薬の大人買いとかで大人しくしてるかもしれないけど今の天文館の空き店舗を購入し天文館がチャイナタウンになる可能性も少なくない。華僑ならやりかねない?開国、資本主義の悪い例だと思う。

今回の真逆である都会の不良ってテーマもちらっと書いてますが、スクワッド、ブロックパーティー、ガレージ、自分が思うに鹿児島が盛り上がっていた時期、PARTYは1000人規模、文旦堂ビルという雑居ビルに面白いテナントが点在しスクワッド化していて、桜島の降灰は今と比べ物にならない位振って、白いTシャツを一瞬にしてグレイにし、あちこちで喧嘩が起きて若者はテンパークに集まっていたしナンパ待ちとかあって盛り上がっており、柄が悪くていわゆるやさぐれ者(血の気の多いニート)で溢れ返っていたけどなんか楽しかった。あの頃にあって今無いものを見比べ紐解いて考えるとこれもまた面白いのだけど、いつの間にか寄稿した文章より文字数が多くなってるのでまた次の機会で w
そ ん な
ネガティブな未来(基本ネガティブなので)も同時に懸念しつつ極力ポジティブに寄稿しました。できたはず。これらをちゃんとこうやんないといけないっていう理詰めはあまり好きではないため、どこか暗示的に書いたぶん、分かりにくい点が多々あるかとは思いますが、書店で手に取って立ち読みで終わらせないでちゃんとレジに並んで横入りしないで買って頂ければ幸いです。


盟友VJdescの作ったPVも秀逸!!!。




■編著者プロフィール
under’s high
2007年創刊。毎号3000部を鹿児島県内を中心に

洋服店、カフェ、雑貨店などさまざまな店に配置。
2011年8月現在で17号を発行。鹿児島フリーペーパーシーンの代表的存在。

chabin.(Editor&Writer)
洋服店「NOSEGLASS」経営
内 健太郎(Editor&Writer)
洋裁士・農家
mizuki matsushita(Photographer)
松下瑞樹写真事務所
juntoki(Designer)
アパレルライン「dib」主宰



【contents】

―勝手に鹿児島改造計画 

●薩摩文化圏構想・chabin.
●天文館パサージュ化計画・井原慶一郎.
●ライト・レール・トランジットと鹿児島の未来・大寺 聡.
●THE HUB・保 清人

●天文館維新・シバハラヒロノ
●半農半逆説・佐原貫太郎
●農フューチャー?・内 健太郎
●私を野球に連れてって・森 智

―archive 

●vol,1 the first number.
●vol,2 鹿児島ランドスケープ.
●vol.3 BOOK.
●vol.4 職人-craftmanship.
●vol.5 パーティー.
●vol.6 旅-Bon Voyage.
●vol.7 プレカリアート-flowers for precariato.
●vol.8 ランドスケープ(都市再生論 stage1)
●vol.9 晴耕雨読.
●vol.10 culture.

―あとがき

●始まりと終わりのない待ち 清水哲男

&pic up art,on the road.etc…

アンダーズ・ハイ編著。A5判 204ページ 定価 ¥1575(in tax)
出版社 南方新社 099-248-5455  http://www.nanpou.com/
鹿児島県内の各書店、Amazon、南方新社HPにて発売。
2011・8/27 on sale!





つづく

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