Dec 22, 2010

Nu-doh live Mixed at Mohican20100730

JUZU aka MOOCHYのレーベル[PROCEPTION]から、
BING、
SHHHHHに続くMIX CDシリーズの最新作は、
沖縄にて ONE & ONLYの個性を放ち活動するNU-DOHがリリース!
2007年の12インチSMECARY"OYM"がアンダーグラウンド ヒット、
島尻郡与那原町で「BAR MOHICAN」を運営し
ex.SOFTのSINKICHI氏等と共に活動する琉球重要人物。

ダンスによって現状を踏破しようとする世界中の音楽に込められた祈りが、
まるで一枚の世界地図を広げて指でなぞっていくように
一人のDJによって眼前 に紡がれていく。
この体験は冒険なんて言葉では リアリティーが足りない、
個々の記憶の底に訴えかける ディープ・メディテーション。
アフリカ、アラブ、 アジア、南米…、
そのチャントやブルース、サウダージ などから、
人々が日々の営みの中で見出してきた色彩をはっきりと感じることができるだろう。
アフリ カンジャズやアフロファンク、ラテンのチャランガといった、
どちらかと言うと土着的である音楽(またはその形態)たちが
どこか都会的な雰囲気にも聴こえてくるような、
昼夜問わない 絶妙なムードが演出されたオリジナルな一枚。
またそれは、人々が歌い、踊り、
昇華してゆく様を捉えた一瞬の写真のようでもある

Nu-Doh。この男の事を想うだけで熱い思いと笑いが込み上げる!
沖縄県与那原町で生まれ、高校生で元ヘビー級ボクサー。
その後生死を彷徨うバイク事故により、改心。。
介護福祉士として東京で働く傍らSahib aka YamaにDJとして師事。
深いJazzの世界の洗礼を受け、独自なオリエンタリズムを追求。
彼との付き合いも、もうかれこれ14年近く。。
沖縄に帰郷した後も、彼との付き合いは濃さを増すばかり、
それは彼から学ぶ事が多いから。
琉球民族の威信をかけた彼の活動、
そしてDJとしての選曲は、
まさしくレベル ミュージックなのである。
(ちなみに男2人で泡盛を九升半空ける事へも多大なリスペクト。。)
- JUZU a.k.a.MOOCHY (NXS/ CROSSPOINT) -

彼の亡くなられた彼のお父さんが詩である。
沖縄で起きてること、世界で起きてることを改めて考えさせられる。
一枚のCDの中では国境なく交われるのに。。
彼は確かにこの方の血を引いている。
このmixを聴いて今僕たちが気づかなければいけない
沖縄の風はこれだと思った。

『生命や文化が自然に支えられていることを忘れ
その自然を破壊しておいて
生命の大切さを教えることができるのか
強いられた”言語”を拒み対等に渡り合えというのか
後進性 官能性 受動性 神秘性
西洋の自己中心的な思考様式ーー先導獣の悲劇ーー
俺たちがイニシアチブを取るとほざく
自らを”マレビト”と語りもてなされていると
うぬぼれているシマナイチャー(植民者)の言い訳
漂白したものの定住する地はどこにもない
他者の目に晒されようとした時に即興、演技
その場限りの機知が始まる
その時私は生活の中に実をひそめる
沈黙こそが多弁であるということ』

垣花 喜和夫 生の断片より【漂白】

- YAMA a.k.a.SAHIB (AUDIO SUTRA SOUND/J.B.P.) -






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